ベラルーシのポーランド国境に移民が殺到しEU=ヨーロッパ連合側との緊張が高まる中、ベラルーシとロシアが国境近くで合同軍事訓練を行いました。
ベラルーシ国防省によりますと、ベラルーシの特殊作戦部隊とロシアの空挺部隊が12日、ポーランドとの国境に近いベラルーシ西部で合同軍事訓練を行いました。訓練は落下傘で急襲し、拠点を確保したうえで標的を破壊するという内容で、ロシアメディアは、ロシアの空てい部隊からおよそ250人が参加したと伝えています。
ベラルーシのポーランド国境には移民が殺到し、ポーランドは軍を投入。EUはベラルーシが意図的に移民を送り込もうとしているとして、新たな制裁を科す方針を示しています。
ベラルーシのフレニン国防相は「脅迫は受け入れない。我々の軍は厳しく反撃する準備ができている」と発言。緊張が高まる中、軍事訓練を行い、EU側をけん制する狙いがあるとみられます。